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[災害救護]日赤介護チームの活動報告(2)遠野市社会福祉協議会との協働プロジェクト始動!
「ほっとした!こころまで温かくなった!」
“足湯”と“ホットタオル”でリフレッシュ
遠野市社会福祉協議会との協働プロジェクト始動!
4月20日、遠野市社会福祉協議会の被災地支援ボランティアネットワーク「遠野まごころネット」と、日赤介護チームと協働した避難所支援プロジェクトが正式にスタートしました。
プロジェクトは、足湯などのサービスを提供する全国のボランティア団体を遠野市社会福祉協議会が効率的に被災地のニーズを把握して、必要なサービスを提供するボランティアを組織的に派遣するシステムが確立されています。
今回は、下半身の足湯サービスに対して、上半身の日赤「ホットタオル」を提供することとなりました。
初日の20日は、午前10時から陸前高田市最大の避難所、陸前高田市立第一中学校の1階校舎において、「遠野まごころネット」に参加している「日本財団ロードプロジェクト足湯隊」と日赤介護チーム「ホットタオル」活動を協働して、被災者へ支援サービスを提供しました。
陸前高田市立第一中学校では、被災から1か月が過ぎても、3日に1回しかお風呂に入れない状態が続いています。活動日の20日は、昨日から降り注ぐ雪が季節外れで薄ら積り、大変厳しい朝を迎えました。
10時から始まった“足湯”と“ホットタオル”のサービスは、たちまち大盛況。手をさすりながら、次々と避難所になっている体育館から1階校舎へと集まってきました。
「毎日、本当に冷たい水しかないので・・・」と厳しい寒さに耐える被災者の声が教室に響きました。会場の誘導スタッフが「まずは、日赤さんが作るホットタオルをどうぞ」と案内して、ほっかほっかになったタオルを手にして「あったかい!」と思わず絶叫しました。
介護チームのスタッフから「顔や首筋にゆっくりお拭きします」の声に、自ら顔にタオルを押し付けた瞬間!「いゃーきもちぇー」と喜びの声が聞かれました。「ホットタオルは1滴のお湯も無駄にしなく、湯量も100CCと少量で簡単にできます。「こんなに少量のお湯っこで、こんなにあったかいなんて・・・」
そして、ホットタオルの提供から足湯につかり、とてもリフレッシュされた方々のからは「本当にありがとうございました」と感謝のことばでお帰りになられました。
今後は、大槌町を中心に遠野市社会福祉協議会との協働プロジェクト継続させていきます。